ここではクリニックでよくあるご相談内容を記載していますが、この中にあてはまるものがない場合は、メールもしくはフリーダイヤルにてご相談ください。
レーザー治療とはどのようなものなのでしょうか?
これまで下肢静脈瘤の治療方法はその状態により「血管を引き抜く」、「血管を縛る」、「血管内に薬剤を注入する」外科治療を施してきました。
レーザー治療とは弁不全を起こしている「血管を閉塞させる」治療方法となります。
治療は弁不全がある静脈内にレーザーファイバーを挿入し、血管の内側からレーザーを照射します。レーザーが照射された血管は収縮・閉塞し、血流がなくなります。
ボコボコした血管に血液が流れなくなることで静脈瘤は消えてしまいます。
レーザー手術をした血管はそのままにしていても大丈夫なのでしょうか?
下肢静脈瘤になった血管を取り除いても、ほかにも静脈はたくさんあるので、血流が止まってしまうことはありません。
レーザー治療を施した血管は、その後徐々に線維化し、数ヵ月後には皮下組織の一部になり見えなくなってしまいます。
レーザー治療の利点は何ですか?
レーザー治療は、手術自体30分程で終わります。手術時間が短いということは、お体の負担が軽いということになり、術後、お体を休めたあと、歩いて帰ることができます。
レーザーファイバーを通すために太めの注射針を挿入しますが、基本的に切開をしないため傷跡はほとんど残りません。
治療後の痛みがほとんどなく、従来の治療方法につきまとう皮下出血や色素沈着、神経障害などの後遺症がありません。
このようにレーザー治療には多くの利点があります。
レーザー治療の安全性を教えてください?
経験豊富な術者である医師が、安定性のきわめて高いレーザー治療器を使って治療を施します。
当院の医師はレーザー先進国である米国のアラバマベインセンター(相互医療提携先)との医療情報交換と技術のフィードバックを行い、医療水準を常に向上させています。
安全で確実な治療を提供する。それが当院のポリシーです。ご安心ください。
レーザー治療は何歳くらいまで受けられますか?
患者さまが歩いて病院へ来ることができる方なら何歳でも大丈夫です。
手術は局所麻酔で行いますので、とくに重大な病気がなければ、年齢に関係なく手術をすることができます。
レーザー治療はお体への負担が、従来手術とは比べものにならないくらい軽く、これまで治療をあきらめていた方でも安心して治療を受けることが可能です。
以前に硬化療法を受けたことがあります。レーザー手術を受けることができますか?
問題ありません。
硬化療法以外の治療方法でももちろん大丈夫です。
従来の治療方法は再発率が高く、また再発した際に、前回同様の方法にて治療を行うと、また再発する恐れがあります。
レーザー治療は弁不全のある血管を閉塞させてしまうため、再発することはきわめて少ない治療方法です。再発の懸念がある場合はご相談ください。
手術時間を教えてください
下肢静脈瘤の手術時間は30分程度です。
手術前の診察、手術の準備、手術後の休憩を合わせて2時間程度とお考えください。
傷あとはどのくらい残るのでしょうか?
レーザー治療は血管内治療となるため、血管内にレーザーファイバーを通します。
その際、レーザーファイバーを通す注射針を血管内に挿入いたしますが、従来方法であるストリッピング手術などのように皮膚を切開することは基本的にありません。
したがって、傷あとはほとんど残らない手術といえます。
下肢静脈瘤の状態によっては小さい傷が残る場合がありますが、当院では皮膚科医による傷あと治療も行うことが可能ですので、ご安心ください。
再発の心配はないのでしょうか?
これまでの当院実績と米国アラバマベインセンターからの報告から再発率はきわめて低い治療方法といえます。
レーザー治療は健康保険がききますか?
レーザー治療は保険適用外となります。
費用などの問題も含めて、相談できますか?
ぜひお気軽にご相談ください。
下肢静脈瘤のこと、治療のこと、費用のこと、どのようなご相談にも患者さまが納得いただけるようご説明させていただきます。
医師には直接相談しづらいことも患者支援室を通じてお話をおうかがいします。
また、お電話やメールでのご相談も承ります。